大使館情報BOX~在カンボジア日本国大使館から
もっとつながれ、日本とカンボジア
こんにちは。日本大使館で広報文化を担当している田辺香です。
カンボジアに在住の皆さまは、カンボジアの方たちから日本や日本人をいかに信頼しているか語られたことはありませんか?
私自身、日本の支援への感謝の気持ちや日本製品の品質の高さに言及される方から、より具体的に、JICAボランティアやNGOの方の協力でこんなことができたとか、日本を旅行した時の体験などを語られる方まで、様々な言葉を聞いてきました。
カンボジアの方々により具体的な形で日本を体感してほしい。大使館広報文化班では、そのためのきっかけづくりとしての情報発信や文化体験に意識的に取り組んできました。
例えば、カンボジアで最も利用されているSNSはFacebookですが、私たちも格好の広報ツールとして、日本文化や観光、ODA事業の発信に使っています。一例として、プノンペンでの洪水防御プロジェクトでは、雨水を川に排水するインフラ整備だけでなく、排水前にゴミを自動で回収する機械を設置しましたが、自動ゴミ回収機を紹介する動画は、普段、市民には見えづらい環境への配慮を見える形にできたことで評価され、多くの感謝のコメントを頂きました。

また、文化体験としては、絆フェスティバルなど規模の大きいイベントに加えて、大使館員が学校を訪問するまたは学生を大使館に受け入れる「Meet Students Program」、日本語教育に携わる先生方にご協力頂き、日本語教員と学生が高校を訪問する「桜キャラバン」という事業があり、数十名から100名規模の学生に日本紹介を行っています。私自身、この事業でいくつかの学校を訪問しましたが、訪問先の学生の中から、日本への留学や日本語学科への進学を目指す学生たちも出てきており、このような地道でアナログな事業を継続することへの重要性を感じています。
こうした体験型事業は、新型コロナウイルス対策との関係で限定的にやらざるを得ないのは痛手ですが、SNS発信とアナログな文化体験の両方を継続する方法を模索していきたいと思います。

私事ながら、私は12月半ばにプノンペンを離れることとなりました。これまで様々な形で大使館の広報文化活動を支援して下さった皆さまに、深く感謝申し上げますとともに、引き続き、ご協力を宜しくお願い申し上げます。ありがとうございました。
(広報文化班・田辺 香)

在カンボジア日本国大使館
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