12月15日(火)【新型コロナ、ワクチン購入】寄付金は4800万ドルに(クメールタイムズより)

クメールタイムズ提携記事
2020年12月15日
フン・セン首相は12月15日、国営テレビで放送された演説の中で、新型コロナのワクチンを購入するために募った寄付金が、38,000人以上からの4800万ドルに及んだ、と語った。フン・セン首相は、「このような国民的運動となることを私は予想していなかった。この寄付行為を、国民を守る柱と呼びたい」と、述べた。
また、世界保健機関(WHO)が主導するワクチンの共同購入システムCOVAXを通じて、人口の20%、約320万人分のワクチンが入手できることを明かした。COVAXは、参加国がワクチンを共同購入し、途上国については一部負担により人口の20%を上限とするワクチンを入手できるようにしたシステムだ。フン・セン首相は、COVAXから5%の負担を求められた、と語った。しかし、フン・セン首相はワクチンについて、「WHOの承認が出るまではワクチンの使用を許可しない」としている。「カンボジアはワクチンの実験台ではない。WHOが承認したワクチンが入手できるまで、私たちはマスクをしてじっと待っている」と、述べた。