新型コロナで男性が死亡 カンボジアで初めて(3月11日)

カンボジア保健省の発表によると、3月11日午前10時40分、プノンペンのクメール・ソビエト友好病院に新型コロナ感染で入院していたカンボジア人男性(50)が死亡したと発表した。新型コロナによる死者はカンボジア国内では初めて。
地元の報道などによると、男性はプノンペンのミエンチェイ区在住だが、プレアシアヌーク州で、新型コロナに感染した中国人が乗った車を運転。2月27日に陽性と診断されていた。中国人は、「2・20市中感染」の発端のひとつとなったプノンペンのクラブN8の常連だったとみられる。
カンボジア国内では3月11日朝までに、「2・20市中感染」により、プノンペン、プレアシアヌーク州、プレイベン州、カンダ―ル州など10州で652人の感染者が確認されている。
カンボジアは昨年1月末に初めての新型コロナ感染者が確認されてからこれまでに1163人が感染したが、新型コロナを原因とする死亡は初めて。(写真は、クメール・ソビエト友好病院)