12月30日(水)「外国人の入国、全面禁止はしない」~新型コロナ、市中感染の終息を宣言(クメールタイムズより)

クメールタイムズ提携記事
2020年12月30日付
フン・セン首相=写真=は12月29日、国民に向けて演説をし、国内初の新型コロナ市中感染が発生した「11月28日事案」が終息した、と宣言した。保健省によると、市中感染による陽性者は41人確認されたが、12月15日以降はひとりも確認されていない。
フン・セン首相は一方で、「感染爆発はいつでも起こり得ることなので、感染予防策を続けることが大事だ」と、国民に油断をしないように呼びかけた。
また、フン・セン首相は、世界保健機関(WHO)がカンボジアを、新型コロナ感染制圧について最も優れた国のひとつに挙げている、と述べた。29日までのカンボジア国内の感染者は364人で、そのうち360人が回復している。また、新型コロナの変異種の感染者が見つかったイギリスをはじめ、外国人の入国を禁止することはない、と述べた。カンボジアでは現在、カンボジア人を含むすべての入国者に出発時と入国時のPCR検査と14日間の強制隔離を実施している。
新型コロナのワクチンについては、国際的な共同購入システムCOVAXにより、人口の20%分を入手できることになっている、とした。また、WHOが認可したワクチンのみを使用許可するとの立場を改めて強調した。
(原文:https://www.khmertimeskh.com/50798565/pm-declares-end-to-the-november-28-community-incident/)