体育教育で子供達に生きる力を <JICAひろば>


体育教育で子供達に生きる力を


 カンボジアでは新しい科目の体育教育。体育の授業を受けた経験がない教員が持っているのは、指導書とワークショップで学んだ彼らなりの体育のイメージ。それを実践しようと試みる教員。体育が当たり前にあった私には想像し難い状況です。私はそんな彼らのイメージを、より現実的でカンボジアらしい体育授業の実践に近づけるために、そして、彼らの体育授業を通して社会で生きていく力を子供達に届けることを目指し活動しています。


 現地教員と共に行う研究授業とフィードバック、教員主体の授業実践と授業管理に力を入れてきました。授業実践の時間だけでなく、現地の人と同じ目線で生活を共にし、カンボジアのあるがままを知ることで、同僚2名と意気投合もし、課題解決に臨んでいます。

授業終わりに元気いっぱいの子供達と同僚と。(2021年3月)


 同僚はそこにあるもので何とかしてしまう創意工夫の力があり、突然の予定変更にも臨機応変に対応する力、再派遣後も家族の様に迎えてくれる温かさ等、私自身が彼らから学ぶことが多くあります。時間をかけて授業づくりに取り組んだ分だけ、喜びや悔しさ、恥ずかしさを身体いっぱい表現する子供達の反応も大きく、可能性を感じます。


 気が付けば、毎日運動会のような盛り上がりの体育授業が繰り広げられ、他教科の教員も見学に来たりと体育教育が受け入れられつつあると実感していた矢先での学校閉鎖。そして、現在は学校がワクチン接種会場として使われています。子供達の生き生きとした笑顔にまた学校で会える日が待ち遠しいです。


 コロナ禍の影響を受け、中断する学校の対面授業とは反対に、私の任地であるバッタンバンの街並みは、コンクリートの道路ができ、新しいお店が開店、発展が進んでいるのを肌で感じます。アートの街とも呼ばれ、どこか小洒落ている、そして米どころでもある町バッタンバン。先日は私の地元である山形の、中学1年生約128名をつなぎカンボジアの歴史や文化を共に学習し、リアルタイムで一緒に街歩きをしました。カンボジアと日本をオンラインで繋ぎ、子供達同士が交流する場を設けたりと、新しい活動が生まれました。

地元山形の中学校から見たバッタンバンの様子。米沢市立第四中学校1学年の皆さんありがとうございました。(2021年8月)


 外の世界を知ることで、様々な気づきや出会いが生まれ、何かを考えるきっかけになればと思います。画面一つで繋がることができるのもコロナ禍がもたらした新たな国際協力の形かもしれません。

2人の同僚とカンボジアにあう体育授業を試行錯誤しながら、指導案を作成。写真左が筆者(2021年1月)



<筆者紹介>

小林 美育 KOBAYASHI Miku

山形生まれ山形育ち。大学で体育教育と生涯スポーツを専攻後、地元の教育機関での勤務を経て、現在JICA海外協力隊としてバッタンバン州ネット・ヨン中高等学校で活動中。体育教育の普及に携わる。



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