フン・セン首相、集団免疫達成を優先した計画的なワクチン接種を指示(5月29日)
フン・セン首相は5月29日朝、すべての閣僚に対して、集団免疫達成を最優先の目的とし、高齢者および定められた年齢層を優先対象とした計画的ワクチン接種を進めていくように求めた。クメールタイムズ紙とプノンペンポスト紙が報じた。
プノンペンポスト紙によれば、フン・セン首相はまず、首都とカンダル州で集中的にワクチン接種を実施するように指示。その後、地方の人口が集中している地域から接種を開始するという。また、特定のセクターに対して接種を優先してほしいという依頼が閣僚からきても「却下している」と語った。新型コロナウイルスの蔓延を抑制、管理、阻止するためには社会全体での計画的な集団免疫達成が不可欠であり、それはすべての国民の支援と協力なしには達成できない、とフン・セン首相は付け加えた。
フン・セン首相によると、カンボジアではこれまでに240万人以上がワクチン接種を受けた中、6月にはさらに400万回分のCOVID-19ワクチンがカンボジアに届く予定だという。