JICAカンボジア、保健省との「COVID-19対応能力強化プロジェクト」開始に合意(7月7日)
カンボジア保健省と国際協力機構(JICA)は5日、新型コロナウイルスのワクチン配備体制や診断能力、COVID-19対応のモニタリング・評価体制を強化することを目的とした「COVID-19対応能力強化プロジェクト」を正式に開始することで合意したことを発表した。
このプロジェクトでは、(1)ワクチン配備システム、(2)地域の研究所におけるCOVID-19の診断能力、(3)肺炎を含むCOVID-19診断能力、(4)COVID-19ラボラトリーサーベイランスおよび血清検査導入によるCOVID-19ワクチンプログラム評価などの強化が目的とされている。

これらの目的達成に向けて、ワクチン供給のためのコールドチェーン構築、PCR検査や血清検査のための機器や材料、コンピュータ支援診断(CAD)装置などが提供され、各地域での使用方法に関するトレーニングが実施されるという。
昨年11月には、国際協力機構(JICA)はカンボジア政府との間で、250億円を限度とする「新型コロナウイルス感染症危機対応緊急支援円借款」に調印。新型コロナウイルス感染拡大に伴なう健康、社会、経済への影響に対応したカンボジア政府による政策実施の支援に貢献している。
(参考: https://www.khmertimeskh.com/50888731/moh-and-jica-to-fight-c-19/ )
(参考:JICAカンボジアFacebook
https://www.facebook.com/JICACambodia/posts/4153570121355709)