カンボジア、入国規制を緩和ワクチン接種済みのビジネス関係者は隔離が最短3日に(10月19日)
カンボジア政府は10月18日から、新型コロナの感染予防策として実施していたカンボジア入国時の制限を一部緩和した。条件を満たせば、ビジネス関係者の隔離期間は最短3日間に縮小される。クメールタイムズ紙が報じた。
同紙によると入国規制の緩和策は、①カンボジア政府高官など ②投資家、専門家、外交官、公務員、外交団とその家族など ③一般旅行者など ――に大きく分けて決められている。①については特別な措置となる。②については、カンボジア国内の企業からの保証書を所有し、ワクチンを2回接種済みであること、陰性証明を提出することなどを条件に、従来14日間だった隔離期間を3日間に短縮した。③については、ワクチン接種済みの場合は隔離期間が7日間に短縮されるが、接種していない場合は従来通り14日間の隔離が義務付けられる。②についても、ワクチン未接種の場合は14日間の隔離となる。
多くの在カンボジア日系企業・団体関係者が含まれると思われる②の場合、カンボジア国内で政府に登録され、適切な納税をしている企業からの保証または招待が必要となる。さらにその会社の被雇用者である場合は、ワークパミットの取得が求められる。こうした書類の作成はすべて、出発前に完了する必要がある。
そのほか、ビジネスビザ、出発前72時間以内の陰性証明、ワクチン接種証明書が必要。さらに、カンボジア入国後のホテルの予約も求められ、予約がない場合は600ドルのデポジットを支払う。新型コロナ保険の購入も必要だ。
カンボジアでは、ワクチン接種が成人対象者の9割を超え、政府が発表する新規感染者数も減少傾向にあることから、経済活動の再開に向けた入国規制の緩和策が一気に発表されている。10月19日からは、E-VISAによる観光ビザの発行も条件付きながら再開され、「ウィズコロナ」の経済復興が本格化している。
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