なるほど、そうか! 人事の小ネタ ⑥ 

コロナ禍が変えた働き方(前編)

 

 日本では、コロナ禍によってこれまでの出社を前提とした働き方からリモートワークへ変化してから、早1年が経ちました。

 厚生労働省が2019年に発表した「働き方改革」は、「働く人々が個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方を自ら選択できるようにするための改革」と定義されています。

 皮肉なことに、この働き方改革はコロナ禍という外からの圧力によって、少子化・高齢化に伴う生産年齢人口の減少に対応するため、という本来の目的とは異なる形で進んでいます。

 今回はコロナ禍が加速させた働き方の変化について実際に起こっていることを題材に、2回に分けてお話していきます。


 まず1つ目。以前、雑誌Phnomの初コラム(No.89)で書かせて頂いた「長男長女」である若手世代の中には、リモートワークによってメンタル不調を訴える人が増えていると聞きます。一人で仕事を進めることが難しいこの世代は、質問したいときに質問できずに仕事が思うように進まないことや、他メンバーとの交流の機会が減ったことで孤立感を深めてしまっているようです。

 そして2つ目。4月に入社した新入社員では、入社数日で早くも退職してしまうケースが例年よりも多い、という話もあります。就職活動時に、リアルな会社訪問や対面での面接などの機会がないまま入社を決めたため、実際に入社してみると、会社や社員の人たちの様子が事前に抱いていたイメージと違ったことが主な要因の様です。

 いずれも、働くということに夢や希望を沢山持っている世代の人たちのケースですので、人事をはじめとした企業内の大人世代が知恵を絞り、具体的な施策でこうしたケースを減らすことに力を尽くさねばなりません。


 一方で、入社5年目以降のミドル層に目を向けてみると、企業に属する「社員」という働き方に区切りをつけて、「個人事業主」として仕事をする人が増えている、という若手とは違った側面が見えてきます。特に、手に職があるITエンジニア職はその代表例です。

 ITエンジニア職はリモートワークへ移行することに最も障壁がない職種といえるでしょう。

 お話を聞かせて頂いた皆さんは、経験が豊富であればあるほど、そしてスキルが高ければ高いほど

「リモートワーク、全く不便を感じません。通勤時間が無くなり、睡眠時間も家族との(自分の)時間も増えて、とても快適です

と、口を揃えておっしゃいます。そして、これらの方々の中に、社員という立場を手放して個人事業主として働くことを選択する人が増えてきているのです。


 これから先、人と企業はどのような繋がり方をしてくのでしょうか。また、組織の中での人財育成のバトンリレーは今後も成り立つのでしょうか。

 次号で考えてみたいと思います。

梶原温美 Kajihara Harumi

1987年より2016年までメーカー(日系・外資系)、コンサルティングファーム、ベンチャー企業で主に人事職として働く。2016年より株式会社小野田コミュニケーションデザイン事務所に加入、同時期に、障がい者雇用を企業側から支援する事業を開始。キャリアコンサルタント資格保有。横浜在住歴20年超。「横浜は古さと新さの両方が違和感なく共存しているところが好き。現職の事業でカンボジアをたびたび訪れて大好きになりました!」

小野田コミュニケーションデザイン事務所

HP: https://www.onodacom.co.jp/

住所:〒244-0801 神奈川県横浜市戸塚区品濃町524-13-408

電話: +81-45-826-5110

メール:​info@onodacom.co.jp


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