オノコミ流 ちょっと道案内 

⑤女性と仕事

 

いつの世も、仕事や人生の悩みの種は尽きないもの。働くこと、人付き合い、自分探し……。様々な「お悩み」について、企業風土の育成に取り組んでいる小野田コミュニケーションデザイン事務所(オノコミ、横浜市)の梶原温美さんに、ご自身の歩み、経験を踏まえてちょっと道案内をしていただきます。(プノンネット編集部)


Q わたしは結婚しても出産しても仕事を続けたいと思っていますが、苦労をしている先輩たちもいます。女性として、仕事を続けていくときに大切なことってなんですか? 




A. 今回の問いかけは、まだ本格的に働いたことがない方からの、「仕事って何?」という根本的で素朴なご質問だと受け止めています。

 

 私は「仕事とは、様々な知らないことに触れて、新しいことを学べる面白い機会」だと捉えています。そして、仕事を続けていくうちに、「誰かの何かのお役に立てることが自身の喜びになる」ということも知りましたが、若いころはその時々で、目の前にある「面白そう、やったら楽しそう」という感覚が、仕事にのめりこむ原動力でした。今でも仕事を通じて、その先の知らない世界をもっと知りたいという想いが沸き起こり、次の行動を促しています。

 もちろん仕事以外でも同様の経験ができることはありますが、「仕事」という機会に乗った方が圧倒的に数は多いのではないかと思っています。


 我が家の娘は、生まれて10カ月の時から保育園へ通い、そのまま小学校では学童保育へ通っていました。しかも私は毎晩仕事で帰宅が遅く、出張が多かったので、保育園や学童へはいつも父親が迎えに行っていました。「子育てよりも仕事を優先している」。そんな風に周りの保護者には映っていたかもしれません。

 その頃の私にとって、仕事を続けるための生命線は、父と娘が2人でいつもご機嫌で過ごしてくれることでしたから、当時、私は娘へ事あるごとに「お父さんは優しいね。お父さんが一番だね」と、話しかけていました。今思うと、なんと腹黒さがにじみ出ている言葉なのだと苦笑いしてしまいます。

 このように私の子育てには、自信をもって語れる要素がとても少ないのですが、父と娘がずっと仲が良く、母がいなくても2人で過ごせることは、今でもよかったと実感しています。そして、私の周りには、家事や子育てという機会を得て、それらを楽しみながら自己肯定感を十分に高めている「ママ友」が何人もいました。かたや私はというと、家事と子育てだけでは自身に合格点を出すことはできず、そこに仕事を「掛け合わせる」ことがもっとも自分らしかったのだと思っています。

 この「掛け合わせ」スタイルは、仕事そのものにも通じていて、これまでも複数の企業で複数の職種、そして個人事業主としての仕事も経験しています。


 仕事には、例えば、芸術の世界や職人の世界で、基本的には一人でその道をとことん突き詰めるプロフェッショナルという種類のものがあります。かたや、様々なことを同時並行で仲間で取り組みながら事業を完遂していくという種類もあります。

 避けたいのは、「他にやりたいことが見つからないから仕方なく、とりあえず目の前の仕事をする」ということです。仕事は楽しめないと、苦行になってしまいます。それでは続きません。結果的に人生の大切な時間を無駄にしてしまいます。

 だから、これから仕事選びをする若い方には、何をしていると楽しいと感じるのか、自分らしいのか、ということをじっくりと考えることから始めることをお勧めします。日本の大学では、3年生になると大学の就職課の指導の元、就職活動が本格的に始動しますが、いきなり企業選びや職種選びから入ると選択肢が狭まってしまいかねませんので、ご注意を。 

 何を楽しいと感じるかを見つけるためには、情報感度を上げて、周りの情報に敏感でいたいものです。様々な情報に触れていると、直観力が磨かれて、それが自分にとって嬉しいご縁に繋がるのではないでしょうか。一番身近な親や家族にどんな仕事をしてどんなことが楽しいのか、大変なのか、などの話を聞くことも良いですね。


 仕事も含めて、多くのことはいくらでも何度でもやり直しができます。興味が湧いた仕事があれば、まずはやってみてください。そして「何か違うな」と思った時には、一度立ち止まって四方八方を眺めてよく考えてみましょう。

 選択肢の数は「失敗したって自分は大丈夫」と思えることで増えていきます。自分にできる失敗など、大したことではない、と捉えられたら楽に、楽しく、様々なことにチャレンジできそうです。

 

梶原温美 Kajihara Harumi

1987年より2016年までメーカー(日系・外資系)、コンサルティングファーム、ベンチャー企業で主に人事職として働く。2016年より株式会社小野田コミュニケーションデザイン事務所に加入、同時期に、障がい者雇用を企業側から支援する事業を開始。横浜在住歴20年超。「横浜は古さと新さの両方が違和感なく共存しているところが好き。現職の事業でカンボジアをたびたび訪れて大好きになりました!」

 

小野田コミュニケーションデザイン事務所

HP: https://www.onodacom.co.jp/

住所:〒244-0801 神奈川県横浜市戸塚区品濃町524-13-408

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メール:​info@onodacom.co.jp


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